JPS NEWS                                  2013topics
 

2013年度 日本ポーセリン協会総会 


 
 
さて、6日、12時より、オープニングバザールの始まりです。このイベントは、会員の方々が持ち寄った陶磁器の交換、販売会です。同時に初のコラボ企画、「アジアの古布、古賀・八代コレクション」(アジア各地の技術を活かした布。芋麻、麻、絹、蓮布など、いろんな素材を染めたジャワ更紗、インド更紗や、絹織物など、歴史的背景のうかがえる古布や、近年の良布の希少なコレクション)と、会員による『私のお宝』とのコラボ展示を行いました。会員の方々のお宝の素晴らしさもさることながら、どちらも素晴らしい精緻な技術、装飾で多種多様、見事に引き立て合いました。
 
  3階では ZOO! が展示されました。会員が持ち寄った動物入りのオールドノリタケがたくさん展示されました。井谷会長がプロデュース、ミニチュアの見事なミニ動物園が出現しました。なかでも、猿などの珍しいアイテムが出品されるなど、迫力、見ごたえたっぷりでした。
 
 総会の後は講演「明治初期に活躍した陶磁器業者たち」が、行われました。 (講演者:井谷善惠会長)明治期の新たなる陶磁器を作り出し、普及に尽力した磁器業者たちや、その陶磁器について詳しく講演されました。明治の職人たちの個々の気概が伝わってきて、残された作品の背景を知り、感じることは慧眼の会員の方たちに、またもや新たな境地をもたらすものだったのではないでしょうか。
     
スイーツ体験WITH
      オールドノリタケ
 会員の方たちが各地の評判のスイーツを持ち寄り、あま〜〜い体験をしました。合わせてスイーツデコ体験も・・みなさん、一生懸命作っていらっしゃいました!おいしいコーヒーを飲みながら1年ぶりの楽しい談笑のひと時でした。
 
次なるイベントは『JPSスタンダードを作ろう!〜近代日本の輸出コーヒーカップの形状〜』でした。多岐にわたる輸出コーヒーカップの形状について、グループに分かれて論じ合い、まとめてグループごとの見解を発表しました。論じ合ったことで作品に対し造詣が深まりました。発表結果はジャーナルでも紹介されます。お楽しみにお待ちください。
   
 1日目が終わった後は、懇親会。今年は、近くにある日仏学院内の仏料理『ラ・ブラスリー』でした。コースが進む中、会員の方々の親睦が深まりました。5周年を迎え、会員のSさまからの記念の差し入れに皆様感激でした。
 
 


 さて、2日目です。いよいよお楽しみのオークションが始まりました。 最初は、サイレントオークション。落札したいものの個票に、落札したい価格を書きます。ほかにもほしい方がいる場合は、名前の通り、沈黙のまま、どんどん価格を書き加えていきます。時間が限られているので、希望のものの価格を皆様忙しく見て回ります。もし、ほかの入札が入っていれば、自分の入札価格を上げておかないと購入できません。さて、落札できるでしょうか?個票を見るときはちょっとドキドキで、サイレントオークションの面白さがこの辺にあります。そのあとは、ライブオークションです。今度は価格がはっきりするので、落札したいものは、はっきりと自身のナンバーを掲げます。本人だけではなくて、周囲の方も楽しめるオークションです。今年は、犬の盛り上げプレート3枚セットが安い価格から競り上がるなど、皆様大いにオークションを楽しみました。さて、皆様ご希望のものをGETできたでしょうか?
 
結果を待つ間、イベントの、My best Cup to show off」と「私のお宝」の入賞発表です。会員の方々がエントリーした、best cupの数々、さすが皆様コレクターで、素晴らしいものをお持ちです。ほかの会員の方のコレクションをこれ程一堂に見せていただく機会はなかなかありません。お互いのコレクションを興味深々見て回り、投票しました。どれも素晴らしく皆様たいへん投票するときは迷われていました。開票のあとは、賞状と、記念品の授与があります。入賞された方、おめでとうございます。!    
 
さて、いよいよ今年の総会も終わりに近づきました。名残惜しく、また、来年!と、皆様帰って行かれました。楽しんでいただけたでしょうか?
最後に・・・今年は発足5周年にあたり、記念事業をということで、ネーム入りマグカップが 配布されました。絵は、人気のアールデコ レディです。
会員の皆様、マグカップを楽しみましょう。今年お会いできなかった会員の方も、また、来年お会いできるのを楽しみにしております。         (記 真田





    「再興!志野・織部―高木典利展」             
「日本ポーセリン協会員で、近代国際陶磁研究会初代会長でもある多治見の陶芸家高木典利氏の個展「再興!志野・織部」展が鎌倉ドゥローイングギャラリーで2月1から10日まで開催されています。高木先生の作品は先生の御人柄を反映してどれも柔らかく優しげで作品としての完成度の高さだけでなく、特に「食卓を飾る向付50選」はどれもどんなお料理をいれようかと時間を忘れて楽しめました。ギャラリーは鎌倉駅西口から5分ですが落ち着いた街並みで散策も楽しめ、ギャラリーの向かい側にはおしゃれなカフェもあります。御時間のある方はぜひお伺いください。          2013.2.4       井谷善恵記」



骨董ジャンボリー訪問         2013.1.8

 今年も東京ビッグサイトで1月8-10日骨董ジャンボリーが開催されました。
 
この骨董ジャンボリーには、日本ポーセリン協会の理事である木村一彦さんや同じく会員の山崎公治さんなどが出展されており、毎年それらのブースを訪問して、夕方からはジャンボリー会場の近くで夕食をご一緒するのがお正月明けの楽しみな行事です。

会場に入ると同時にまずはD17の木村さんのブースを訪れて、幹事の水弘さん、荒木さんなどと新年の挨拶を交わしました。また、アメリカのメンフィスにおられた会員の久本さんもご主人の転勤で帰国され、アメリカのNCSのコンベンションで数年前にお会いして以来久しぶりに旧交をあたためることができました。

 

そこから各自それぞれの興味のあるお宝を目指して探索へ。私と荒木さんは、これも毎年のことですが、アメリカから来られているイエローダックリンの本多さん、山崎さん、大阪の西田さんのブース等を訪問して、挨拶とちょっとしたおしゃべりを楽しみました。

 

平日のせいか、比較的ゆっくり見ているお客さんが多く、私たちも普段より気分的にものんびりと回ることができ、私もマルキのオールド・ノリタケのカップ&ソーサーをゲットしました。

 

当日は5時閉幕ということで、5時前に木村さんのブースに戻り、皆で新年会を兼ねた夕食に行くことになりました。今年はビッグサイトからすぐのワシントンホテルに隣接した飲食街で中村光明の和食の店へ。

乾杯の後、食事をしながらにぎやかに、みなの話題はオールド・ノリタケだったり、アメリカのコンベンションの話や、久本さんの新居の話、また去年のJPSの総会を振り返ったり、今年の総会についての意見が出たり、話題は尽きることなく、場所を変えて食後のコーヒーを飲みながら、さらに話題は広がっていきました。

 

こんな風に骨董ジャンボリーという場でJPS会員の皆様や同好の士とお会いして、いろんなお話をさせていただくのは至福の時間でした。

 

骨董ジャンボリーは年に二回冬と夏に開催されています。またJPSの皆様とお会いし、お宝をゲットできるのを楽しみにしております。

記)井谷善惠

 


2013年 総会・研究会のお知らせ